国際人権週間にあたり、大商学園では、保護者の皆さんと先生方を対象に、12月13日(水)午後1時からミレニアムホールで合同人権研修会を開催しました。

講師は、絵本作家でお馴染みの長谷川義史さんです。

長谷川さんは「絵本で子どもたちに伝えたいこと」をテーマに、トーク・絵本の朗読・即興の紙芝居・ウクレレ演奏・歌を披露していただきました。

「たこやきのたこさぶろう」「おかあちゃんがつくったる」など、独特のタッチで描く絵や軽快なトークで楽しい雰囲気を作っていただきました。

特に、「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」はデビュー作で、5歳の男の子が“おじいちゃんのひいひいおじいちゃんはどんな人?”と先祖に訪ねて回り、人類が猿だったころまでさかのぼるというあらすじ。

デビュー作を描いたきっかけは、子どもの頃に持った疑問、と振り返った長谷川さん。

幼いころに父親を亡くしたが、父親と母親がいたから自分がいる。

その両親にも親がいて、自分もいつかは誰かの親になる。

過去から未来へとずっと変わらない人の繋がりがあることを考えたことが根底にあると言っておられました。

また、「へいわってすてきだね」の絵本は、沖縄の6歳の子どもが平和について考えた詩に、長谷川さんが絵を描いた絵本です。

長谷川さんは、絵本を紹介しながら「子どもたちに好きなことに打ち込んでほしい、将来に夢や希望を持つことができる社会にすることは大人の責任」と語り、人を思いやる気持ちや当たり前の日常が尊いことなどを話していただきました。

長谷川さん、本当にありがとうございました。

90分間、感動と涙の連続でした。

 

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