1月24日(水)午後4時から、本校ミレニアムホールで全教員を対象としたヤングケアラーについての研修会を行いました。

研修会の講師として、一般社団法人「こもれび」の理事をされている水流添真さんにお話をしていただきました。

先ず、ヤングケアラーとは何かについて、詳しく絵を交えながらお話をされました。

介護、育児、家事、見守り、通訳、アルバイトなど、多岐にわたってヤングケアラーはあると。

また、アンケート結果から、ヤングケアラーは高校2年生では各クラスに2名ほどいるにも関わらず、「周りはきづかない」「自分も気づいていない」などの問題点も指摘されました。

ヤングケアラーになると、「他者への信頼感」「自己有用感」「社会性」「学習意欲」が育ちにくくなり、人生を生きていく上での客観的な視点を持ちにくくなるなどの問題点も指摘されました。

「では、どうすれば?」ですが、ヤングケアラーの生徒とは「信頼関係の継続を目指す、伴走的な支援」の視点を忘れず、「相手の話を遮ったりせず、傾聴の姿勢を持ち」「子どもの想いを尊重しながら」「分からないから教えてほしい」という姿勢を保ちながら接していくことが重要だとお話されました。

大商学園でも、先ず、ヤングケアラーについての実態把握から始めていきたいと考えています。

 

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